簡単にヤル気が出る様になったら良いと思いませんか?
「やらなくちゃ、と思っているけど中々始められない・・・」
「勉強しなくちゃいけないのについついテレビを見たりゲームをしたりしてしまう・・・」
こんな悩みを持つ方も多いのではないかと思います。確かにヤル気については問い合わせや相談の多い内容です。
「ヤル気を出させるにはどうしたら良いですか?」と保護者の方々からよく聞かれます。
まずここで一つお話したいのが、その動機付けについてです。
外発的動機と内発的動機
物事に取り組む(終了する)動機として、一般的に多いのは
「宿題しなさい!」「早く起きなさい!」「早く寝なさい!」「いい加減にやめなさい!」
など、周囲の方からの声かけによるものです。これは外発的動機といい、
「やらないと怒られる」など、「さもないと~」という外からの圧力がかかっている状態です。
脳の習性として、押されると無意識に押し返すというものがあり、
操られそうになると反発するという性質があります。
ただし、権力や力関係が上の人からの圧力に逆らうと、「お仕置き」などの嫌なことが待ち受けているので、
仕方なく行動するというものです。これは一時的には効果が出るかもしれませんが、
結局毎回言い続けなければならなくなってしまいます。
これに対して、内発的動機というものがあります。これは自らの意思で進んで物事に取り組むというもので、
言われなくても自分で物事に取り組んだり時間になったら終了したりすることが出来ます。
しかし、この内発的動機が中々起こらないから皆さんは悩んでいるのだと思います。
では、この内発的動機のカラクリについて説明します。内発的動機が起こる状態というのは、
いわゆる「ヤル気」がある状態という感じととらえていただければ良いと思います。
要するに、ヤル気が起こるためにはどうしたら良いかという事です。
「ヤル気」が起こる仕組みはいたって単純です。能力の差は本当にあるの?
でお話したコップの話に戻りますが、結論から言うと、コップが大きくなればヤル気が出るという仕組みです。
ヤル気が出るという言い方は少し語弊があり、ヤル気が出るというよりは「やりたくて仕方ない」
という状態になるという感じです。ではなぜコップが大きくなるとやりたくなるかという事ですが、
脳には空きがあると満たしたくなるという習性があります。
要するに、コップのサイズが大きくなると空きが出来るので、そこを埋めるために勉強したり練習したりするのです。
お腹が空いているときに食べたくなるような状態です。お腹が空いているときは、
頑張らなくても食べられますよね。その様な状態に近いというわけです。
頑張らなくても食べたくて仕方ない。ヤル気が出たというよりはやりたくて仕方ない状態なので、
本人は頑張っている感じが殆どないのが特徴です。頑張っている感があるときは要注意です。
コップが満タンになっているサインかもしれません。お腹が一杯の時は大好きな食べ物でも、
なかなか食べる事が出来ないと思います。ですから、やり方や方法を変えるという事は
食べ物を変える事と同じような事なので、コップが小さくて満タンになっている時に、
いくら良い方法で取り組んでも量を沢山こなしてもあまり効果がないという事は、これで理解いただけたと思います。
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