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自己分析を行い、過去問分析を行う

勉強をする上でありがちなのは、「点数は上がれば上がるだけ良い」とか、「とりあえず点

数を上げよう」という考え方です。勿論、点数は少しでも上がった方が良いというのは理解で

きますが、この考え方が伸び悩む原因にもなっているのです。

とにかくよい点数を取ろうと勉強を始めると、復習しなければならない範囲が広すぎて唖然と

してしまいます。例えば、数学60点、国語50点、英語30点、理科60点、社会40点の5

教科で合計240点の子がいたとします。次のテストで高得点を取ってやろうと張り切って勉

強に取り掛かります。すると何が見えてくるかというと、悪い点数の教科が目に付き、苦手強

化の点数を伸ばそうと英語の勉強を始めます。するとどうなるでしょう。復習しなければなら

ない範囲が多く、更に苦手な教科なので、勉強していても面白くありません。そして、勉強す

るのがだんだん嫌になってきます。

ここで大切なのは自己分析です。「何が得意で何が苦手なのか」「回答できなかったのは、

単純なミスなのか、そもそも理解できていなかったのか」など、理解できている問題を確実に

解く練習をすれば良いのか、学習内容を理解するように努める事が必要なのかを自分で把握す

ることが大切です。英語の勉強に時間を取られ、勉強時間も減り、ヤル気も失ってしまったこ

とで、本来もう少ししっかりと勉強すれば80点くらい取れる教科があったかもしれません。

この例の場合は数学・理科が若干他の教科よりも点数が良いので、もしかするとここをしっか

り勉強し、それぞれ20点アップすることを目標にしたとします。そして国語・社会は10

アップ、苦手な英語はとりあえず現状維持という計画だとしても、合計点数は300点になり

ます。

この様に、まずは自己分析し、それぞれの教科の目標点数を決め、勉強に充てる度合いを決

 めてみましょう。あれもこれも手を出しては、中々点数アップには結び付きません。