なぜ良い点数を維持できないの？

まず初めに皆さんに知っておいて欲しいのは、ただガムシャラに勉強すれば成績が伸びる訳

ではないという事です。自分の本来の能力についてちゃんと理解し、目標達成が出来るという

事を実感する必要があります。

あなたの今の能力は、生まれ持って備わった能力ではなく、今までの経験値や周り人の評価

から出来上がった、あなた自身の『思い込みの能力』であるという事を知ってください。そし

て、その能力は今から変える事が出来るのです。

　では、どうしたらよいのでしょうか？それを今から簡単に解説していきます。

　脳は「自分らしさ」から能力を位置づけます。「数学は苦手で、いつも30点くらい。

50点なんかとれるわけがない」という「自分らしさ」があれば、その様になってしまいます

し、逆に「私は数学が得意だ。80点くらいはとれる」という「自分らしさ」があれば、その

様になります。

　この「自分らしさ」を変化させることが勉強に取り組む前に必要なことです。「自分らし

さ」次第で、取り組んだことが100にもなるし0にもなるのです。同じことをやっても人に

よって結果が違うのは、このことからくるものです。

　もう一つ知っておいてほしいのは、猛勉強して高得点を獲得したとしても、それが「自分ら

しさ」から離れていて、「自分らしくない」点数だったとしたら、すぐに「自分らしい」点数

に戻ってしまうという事です。例えば、30点くらいが自分らしいと思っている子が、80点を

取ったら、脳は「自分らしくない」と判断し、次のテストでキッチリと30点付近まで戻すよ

うに行動を開始します。これは無意識の行動で、次のテストで良い点数を取らないように授業

を適当に受けたり、勉強をしなくなったり、勉強しても頭に入らなくなったりしてしまいま

す。